4月15日(水)~17日(金)に「食品ベストセラー市」を行ないました。
たくさんのご来店、まことにありがとうございました。
青果・精肉・鮮魚・スイーツフェスティバルなどを開いてきましたが、食品部門=調味料、米や乾物、加工食品に絞った大きな売出しは初開催です。
通常はセールをしない、正金醤油、角谷文次郎商店の三河みりん、タイコウの一本釣りかつおの鰹節、アサクラのオルチョサンニータ(イタリア産有機エクストラバージンオリーブオイル)等、四季折々の食文化や伝統製法を守る生産者の商品、勉強会や料理講習会を重ねて大切に売り込んできた逸品ばかりを広告の一面に掲載しました。
いちばん嬉しかったのは、赤ちゃんや小さい子連れのお母さんが、ふだんあまりお見かけしない方まで数多く足を運んでいただけたこと。
メモを片手に商品を手に取る若いお父さんの姿もあり、食品添加物にたよらず、すぐれた基礎調味料で素材の味を活かした料理で子育てしたいという想いが伝わってくるようです。
ご遠方からは、SNSで今回の情報を得た福島市のお客様より着払いにて調味料を大量注文いただきました。
オルチョの輸入元は会津ですけど…、焼肉のタレのシバタは秋田のメーカーですけど…、
「近くで揃う店がないので購入します」
お引き立てまことにありがとうございます<(_ _)>
もちろん顔なじみのリピーターさんたちもたくさん。
ここぞとばかり木の屋石巻水産の金華さばの缶詰にオルチョの大瓶や近藤醸造のめんつゆなどをまとめ買いされました。
残念ながらお越しいただけなかったご常連様が2名。
「若旦那、いつもがんばってるわねぇ。ウチのお父さん、タイコウの鰹節じゃないとダメなのよ」
など、会うたびにお声掛けくださったHさん。
「福間さん、これおいしいの? じゃあ買うわ」
松田のマヨネーズや丸正醸造元のさんばい酢を長年愛用し、ヨガにジャズから落語まで、当店のイベントにいろいろ参加していただいたKさん。
実はお二方ともこの冬に他界されました。
ご家族には恐縮ですが失礼を承知で言えば、ぴんぴんころり。
80歳を過ぎて入院期間も短く、おしまいまで元気に過ごして旅立たれたと拝察しています。
今回のチラシのサブタイトル『ていねいにつくられた食品は、体にやさしくて美味しい。健康と暮らしを整えてくれます。』をまさに体現されていたのではないでしょうか。
かねてから考えてはいたのですが、新型コロナウイルスが国内で流行し始めたころに企画した売出しです。
自分の思いを届けてよかったと振り返っています。
ご来店いただいたみなさま、生産者・メーカー・流通業者のみなさまに従業員を代表して感謝申し上げます。
スタッフのみんなも協力ありがとう。おつかれさまでした。
福間敏彦
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